授業を観て語り合う会へ ようこそ

全国算数授業研究会 会長 田中博史

本研究会は、「授業を見てその事実に基づいて語り合う」ことで明日の算数授業づくりを改善していくことを目的とした会です。

授業をすることが大好きで、子どもと過ごす算数の時間をこよなく愛しているいわば「授業人」の集まりです。

1989年の第一回大会を皮切りに、その後毎年、夏休みに筑波大学附属小学校を会場に全国大会を開催してきました。今では大きく成長した本会ですが、始まりは少人数の集まりでした。でも発足当時から大切してきたのは、形式に捉われず明日の算数授業づくりで何を大切にすべきかを、常に子どもたちの目線に立って真剣に問い続けることでした。

その想いは次第に全国に拡がり共感する仲間がどんどん増えて、東京での大会に付け加え、1998年からは各地域が主催する冬の全国大会も開催されるようになりました。

今では名実ともに日本で一番参加者の多い授業人による授業人のための研究会ということができるでしょう。

全国大会の参加者からの感想で本会の魅力としてあげられることに、授業自体はもちろんのこと、授業後の協議会があります。歯に衣着せぬ刺激的な協議会が名物となっていますが、これが面白いと感じられるのは討議しているメンバー同士が授業を実際にしている(または、していた)者同士なので、一方が評論家になることがないという点です。

協議会では常に代案を示し合うことを約束とし、建設的な話し合いとなることを大切にしてきました。 

本会から発信された書籍も多数あります。これは東洋館出版社様に協力を仰ぎ、現場サイドから役に立つ実践論文の書き方を提案したり、形骸化しつつある問題解決学習のあり方に一石を投じたりと、日本の算数授業改革に果たしてきた役割は大きいと自負しています。

発足から28年。本会から旅立ったメンバーはそれぞれ各地域で管理職になったり、教育委員会や国の研究機関を始めとする様々な場所で立場が変わっても、魅力ある研究を推進するリーダーとして重要な役割を担い活躍しています。

全国の算数授業を愛してやまない先生方、この機会にぜひ本会に興味を持っていただき全国大会や地方大会などにご参加いただき、共に授業について語り合おうではありませんか。全国算数授業研究会は、今、志のある新しい算数授業人の登場を待っています。